アラバ県を代表するワイナリー、アストビサの看板チャコリ!
こちらは、アストビサが所有しているぶどう畑で育てられた地場のぶどう、「オンダラビ・スリ」を100%使用したチャコリです。
微発泡のスタイルではなく、フレッシュでありながらも同じワイナリーのピルピルよりも落ち着いた印象。
アストビサの畑は、アヤラ渓谷という渓谷の斜面、標高200mほどのところにあるのですが、朝は山の上の方から霧が発生して畑を覆います。
(朝からの畑仕事には、長靴がマスト。下草も湿ってるので足元びちょびちょになります(笑)
そのまま霧がそこにとどまってしまうと、ぶどうの生育上よろしくないのですが、標高の高い斜面にあるので、山から降りてきた霧がぶどうの樹に適度な水分を与えながら下に流れて行ってくれます。
バスクというと比較的涼しいイメージですが、アストビサの畑は昼間はしっかり暑い!
現地で働いていた時、畑仕事で真っ黒に日焼けした私を見て、師匠・ビットルは「ここはオコンドのビーチだからね」と笑っていました。
(ちなみにオコンド村のあるアラバ県には海はありません。海はなくてもここで焼けていいだろ~!ということらしい。)
控えめなのに一本芯が通っている、しゃんとしたチャコリ。
どのチャコリも大好きな私ですが、「個人的に1番好きなチャコリと言ったらどれ?」とよく言われます。
そんなときに迷わず答えるのはこのアストビサ!
何といってもこの1本に出会ったことで「バスクのワインて面白い!チャコリを造りに行きたい!」と思うきっかけになったのですから。
当店が出来るきっかけになったチャコリと言っても過言ではないです。
BY 店主 髙橋
チャコリ情報
生産者/アストビサ
産地/バスク州アラバ県オコンド村
ぶどう品種/自社栽培のオンダラビ・スリ100%
タイプ/ぶどうの果実味を感じる爽やかな白ワイン
容量/750ml